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2009年1月

2009年1月30日 (金)

■第1回ワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座、開催しました!

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

昨日、第1回ワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座を開催させていただきました。
こちらの講座は全3回、昨日がキックオフ(第1回)の講座となり、たくさんの方にお集まりいただきました!

実は私は娘の発熱が影響して急きょ欠席に・・・
企画リーダーとしてみなさんにお目にかかれなかったのが本当に心残りです。。。

同僚から雰囲気を伝え聞いたり、皆さんからいただいたアンケートを拝見したりしてイメージしているのですが、
驚いたのは皆さんの意識の高さ!!
ディスカッションも講座の中で行っていただいたのですが、かなり活発な議論がなされていたそうで一安心しました。

これまで様々な研修や講座を受けてまいりましたが、やはり「自分の意見が言える場がある」ことと、「同じ志・興味を持つ人と新たに知り合いになれる」ということは、終了後の満足感も違うな、と思っておりました。
今回、短い時間にはなってしまいましたが、こうした場を設けられたのは、ひとつのチャレンジだったな、と思っております。
(中には「時間が短かった!」というお声もいただきました。すみませんでした!!)

お伝えした情報の中には本に書かれていることもたくさんあったかと思いますが、
それをどのように使ってコンサルタントとして仕事をしていくか、
そのあたりをお伝えするにはやはりライブ(生)でしか伝わらない部分もあるのでは、と思っております。
また、参加いただく方々とのコミュニケーションの中でも事例やポイントをお伝えできれば、と思いますので、第2回、第3回もどうぞお楽しみに!

今回参加できなかった方も、メールマガジンで開催をお知らせいたしますのでチェックしてくださいね!


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2009年1月29日 (木)

■ママさんランナーとワーク・ライフバランス

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

みなさん、先日の女子マラソンレース、ご覧になりましたでしょうか?
ママさんランナーの赤羽さんが2位に入った、あのレースです。

もちろんレースも、レースの結果も感動したのですが、
何よりも感動したのがファミリーでレースに臨んでいる姿勢でした。

テレビで見たのですが、
赤羽さんはお子さんを産まなかったら協議をやめていた、とのこと。
・・・普通は逆ですよね?!
一般的な常識だと、出産をしたら無理、諦めねばならない、と考えそうなのですが、赤羽さんの場合は違った。

そしてご主人の決意にも感動!
陸上を続けると決めたときからそばで支え、ともに夢を実現しようとサポートをしている姿に感動しました。

そしてふっと思ったのは、まさにワーク・ライフバランスの体現者が赤羽さんではないか!と。
しかも苦しいときはいつも一緒のお子さんが「いけるいける!」と応援している姿をみて泣きそうになりました。
(単純ですね:笑)

ワークで成果を出すために、ライフをどうとらえるか、が重要であることを学ばせていただいた出来事でした。

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2009年1月28日 (水)

■パンデミック対策で感動!

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

昨日、「緊急事態」への対処法について書かせていただきましたが、先日おうかがいした企業様のパンデミック対策が素晴らしく、簡単ではありますが紹介させていただければと思います。

その企業様ではすでにパンデミックが発生することを前提に、社内が混乱して業務が全停止してしまわないような対策を打たれていました。
対策を打っているところは多いと思いますが、そのレベルがすごい!
従業員おひとりずつにマスクなどを配布しただけでなく、感染力の強いウイルスであるという特性を考えてスタッフを一定距離に配置するため、一部のスタッフには在宅勤務を会社の指示でさせるそうです。
それだけではなく、きちんと予行練習をすることで何に支障があるか、通常業務につくまでにどの程度時間がかかるかを把握し、改善を重ねるとか。

これもすべては「お客様にご迷惑をおかけしないため」、とうかがい、感動しました。
もちろん多かれ少なかれ同様のことを考えている企業がほとんどだと思いますが、ここまで徹底している企業はあまりないのではないだろうか。
そんなふうにお話をうかがいながら感じていました。

弊社の場合は少人数ですので在宅勤務や感染が強い場合の出勤停止処置などもとりやすいのですが、企業規模が大きくなればなるほど徹底するのは大変です。
一部の社員は誤った愛社精神から、ウイルスを保持したまま出社してきてしまう、そんなケースもあるかもしれません。
自分ひとりの行動が大きなリスクになる、ということをいかに伝えていけるかが、ワーク・ライフバランスについてもポイントになるように感じた出来事でした。

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2009年1月27日 (火)

■緊急事態に備えて

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

突然ですが皆様、お風邪など召されていませんか?

実は・・・今週月曜から娘が倒れていまして、我が家は戦々恐々としております。
「この冬の間で一度も風邪をひかないなんてことはないよね・・・」と家族で話していた矢先の出来事で、タイミングのよさ(?)にびっくり。
あわてて受診しましたら幸いにもインフルエンザではなかったようで、今ではすっかり熱も下がり元気になりましたが、やはり「仕事、どうしよう・・・」と頭をよぎりました。

弊社では時間に制約のあるスタッフが多いため、日頃から仕事の進捗状況をつぶさに共有しています。
指示さえあればカバー・フォローに入ることも可能なのですが、目の前でぐったりしている子供を見て動転するとぱっとステイタスがわからなくなるときもあります。

そんなとき、昨日のメール(以前ご紹介した「朝メール」「報告メール」の報告メールのほうですね)を読み返して頭を整理し、スタッフに指示を出すようにしています。
昨日のことなのに案外覚えていない、忘れている、ということもたくさんあり、自分の脳のキャパシティにがっかりもするのですが、だからこそ、(自分に対しても他人に対しても)こまめな把握・情報共有が大切だと実感しました。

皆さんは「緊急事態」に対して、どのように備えていらっしゃいますか?


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2009年1月26日 (月)

■競争力12位に上昇!でもその裏に・・・

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日1月23日の日本経済新聞で、日本の競争力が12位に上昇した、といううれしいニュースが紹介されていました!
皆様、ご覧になりましたか?

日本経済研究センターによると、2008年の世界50カ国・地域の潜在競争力ランキングをまとめたところ、総合の1位は香港、2位はシンガポール、3位は米国・・・日本は07年の前回調査から1ランク上昇して12位だったそうです!

とはいえ、喜んでばかりもいられず・・・
「科学技術」「企業」で上位となり、06年に財政赤字が縮小したことで「政府」の順位が上がった反面、「教育」「金融」「IT(情報技術)」などで順位を下げたそうです。
この下げた原因の部分に注目をしてみたいのですが、

まず、「教育」。
人材育成ととらえると、このポイントで下がっているのは将来にわたって不安が残ることを意味しています。
早急に対応を考えねば、いずれ日本のランクは下がっていくことになります。

「金融」。
今回の調査の時期が金融ショックの前か後か、というところに大きく影響しますが、おそらく次回調査ではこちらも大きくダウンが予想されます。
つまり非常に流動性が高い項目であり、こちらでどの程度他国と比較して上位に位置づけられるかで全体の競争力にも大きな影響があります。

そして「IT(情報技術)」。
これはワーク・ライフバランスの実現には必須な技術でもあります。
この分野で劣っているということは、ワーク・ライフバランスの実現にも足止めを受ける可能性が高くなる、ということにもなります。

もちろん、分野の得意・不得意もありますが、単純にランクアップしたから諸手を挙げて喜ぶ、という状況ではないことは確かです。
ランクアップを喜びつつも、さらなる競争力向上のために何ができるか、今後も考えていきたいですね。

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2009年1月23日 (金)

■吉越浩一郎さんにお会いして

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日、元トリンプの社長で今ではたくさんの著書を発表されています吉越浩一郎さんにお目にかかる機会がありました。
とある企画で弊社の小室とうかがい同席したのですが、大変刺激的な時間でした。

吉越さんのご本はどれも面白く、また実はやる気さえあればいつからでもスタートできることが多く、
わが社のスタッフも愛読書としているほどです。

→まだご覧になっていない方はこちら

たくさんのキーワードをいただいたのですが、中でも印象的だったものをいくつかご紹介します。

・「自分が正しい・一番上」と思う人が多いが、もっと上があり、そこを目指す必要がある

確かに私自身も振り返ってみて、「このやり方が一番効率的だ」と信じ切っているものが、
実際には自分の首を絞めていたり、
人から教えていただいたことがさらに効率化につながったり、という経験があります。
何事にも貪欲に、「これでいい」と思わずに上を目指すことがワーク・ライフバランスの実現にも大切ですね。

・管理職のための「報・連・相」はやめよ
これは吉越さんの言葉を受けて小室がお話したことでもありますが、日本企業の多くは「報・連・相」を大切にします。
このシステムのそもそもの意義を忘れているのでは、という問題提起でした。
管理職に納得してもらうため、がゴールなのではなく、
さらにその先にあるもっと大きな目的のために報告などを行うべき、という議論でした。
確かに効率を考えると上司のためだけのホウレンソウは意味がないかもしれませんね。

ほかにもたくさんありましたが本日はここまで!

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2009年1月22日 (木)

■東京大学「ワーク・ライフ・バランス推進研究プロジェクト」シンポジウムがありました!

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

しばらく更新が滞ってしまいました、失礼いたしました。
実は先週末から様々なところにお招きいただき、ワーク・ライフバランスについてお話しています。
しかも対象は大学生のみなさん!!

日本社会を変えていくためには企業の方々の意識をChangeすることも大切ですが、
(あっ、オバマ大統領のキーフレーズですね・・・!)
未来を担う学生さんたちにもなぜワーク・ライフバランスが必要なのか、
そしてそれを実践するための働き方のイメージを持ってもらうことも、とても大切だと考えています。
(個人的にも、若い方々にお伝えしていくことをいずれやっていきたい!と思っていましたので、とても素敵なチャンスをいただいています。)

後ほどそれぞれブログで様子や反応などをご紹介できればと思いますのでお楽しみに!

昨日21日は東京大学の「ワーク・ライフ・バランス推進研究プロジェクト」主催のシンポジウムがありました。
http://wlb.iss.u-tokyo.ac.jp/
わたしどもも研究メンバーとして参加しているこのプロジェクト、最初の大きなイベントでした。

予想以上にたくさんの企業の方々がお集まりくださり、立ち見もでるほど!!
後ろから拝見していても皆さん盛んにメモをとられたり、うなずいていらしたり、と反応の高さにうれしく思っておりました。

さまざまな研究報告がされたのですが、印象的だったキーフレーズをいくつかご紹介します。

◆コミュニケーションの量が本人のWLBの満足度に影響を及ぼす

法政大学武石先生がアンケートなどの調査による結果を報告されたのですが、その中の分析結果のひとつです。
WLBとモチベーションの相関性が強いことを示すものですし、反対から見てみれば、WLBを実現するためにはコミュニケーションを密にとる必要がある、ということにもなります。

コミュニケーションの量はもちろんなのですが、質も大切だと考えています。
時間的な制約がある人にとって、「単に時間をかければいいだろう」というコミュニケーションスタイルは逆効果かもしれません。
むしろ短時間だけれども端的に自分のことをわかりアドバイスをくれたり、
日頃の1分2分の話の中で本質に迫るようなコミュニケーションのほうが重要なのかもしれません。

これまでの日本企業では「飲みニケーション」といわれるほど、飲み会に参加するかどうかで情報量が変わり、仕事の内容が変わり、昇進スピードがかわっていく慣行があった、と聞いています。
こうしたコミュニケーションがとれる相手は「もうひとつの2007年問題」を考えるとどんどんと減っていくわけですから、マネジメントも違ったスタイルのコミュニケーションスキルを身につけなくてはいけなくなるでしょう。

武石先生のご発表はほかにも興味深い項目が多く、もっとたくさんご紹介したいのですが、後日上HPにもアップされるようですのでそちらをご覧いただけると幸いです。

そして、昨日のシンポジウム、なんと小渕少子化担当特命大臣がいらっしゃいました。
弊社の小室と同世代の大臣がどんなことをおっしゃるだろうか、まさか少子化だけを解決しようとおっしゃったりしないか・・・?とちょっとドキドキしていたのですが、さすが・・・!でした。
まさに経済が苦しい今だからこそ、ワーク・ライフバランスを使って企業力をつけていく必要があり、それに対して政府も支援を続けていきたい、という内容でした。
お若い大臣ということで違う面からも注目されがちなのかもしれませんが、若い世代だからこその視点があり、それを国政に反映していく気概をもたれている方なのでは、と感じました。
国の強いバックアップをいただけると日本でのワーク・ライフバランスのスムーズな浸透も進むのでは、と期待しています!

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2009年1月21日 (水)

■学生さんの新鮮な驚きを受けて

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日は関西の大学生にワーク・ライフバランスについてお話してきた、とお伝えしましたが、
20日は新潟大学でのイベントにお招きいただきまして、またまたワーク・ライフバランスについてお話してきました。

学生団体が主催するイベントで、スタッフさんによると「何人集まるか・・・」という不安な様子。
でも結果は男女にかかわらずたくさんの学生さんが集まってくれ、熱心に耳を傾けてくれていました。

さまざまな大学におうかがいしてお話していますけれども、
やはり大学や地域によって特徴があり、できるだけ印象に残してもらうためにはどんな言葉が響くのか、考えながらの講演になります。
新潟大学さんの場合、まだ将来のことなんて・・・とイメージがわいていない1年生から、
就職活動まっただなかの3年生までと集まってくれた学生の学年の幅が広く、
60分という時間内でどれだけ伝えられるか、私にとってもチャレンジでした。

大阪につづいてとても反応がよく、
・GEM(女性の政治や経済に参画している率)が日本54位というのは、おどろきでした。どうにかしなければなりませんね。(教育3・女)
・今までワーク・ライフバランスについてあまり意識していなかったのですが、すごく大切なことなんだと感じました。(経済2・女)
・何回か共感して、感動してしまうことがありました。(農4・男)
・これから努力するきっかけになりました。ありがとうございました。(経済3・女)
・ワーク・ライフバランスの大きな考え方から、実践や具体的な例を挙げた話まで、とてもわかりやすかった。大塚さんの姿勢が素敵だなと思った。夢を頑張りたい。と思えた。またそれにつなげて考えられた。(教育3・女)
などなどたくさんの感想をいただきました。

何より、懇親会で話しかけてくれた何人もの学生さんが涙ぐみながら決意を語ってくれたのが印象的で、
彼女・彼らが社会に出るまでになんとかワーク・ライフバランスを浸透させなければ、と私も決意を新たにしました。

次回は企業のご担当者さまにもご一緒いただいて、生の声を聞かせてあげたい!
こんなに素敵な企業があるんだよ!ということを伝えてあげたい、と思っています。
ご協力いただける企業様、どうぞ宜しくお願い申し上げます!


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2009年1月19日 (月)

■関西の大学生のみなさんにWLBをお伝えしてきました

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先週17日(土)、大阪のNPO法人JAEさんにお招きいただき、関西の大学生の皆さんに「ワーク・ライフバランス」についてお話してきました。

何度かおうかがいしている団体なのですが、今回は若いうちに視野を広げることが大切であり、そのためのアクションを起こしてほしい、という願いから、私のこれまでの経験とワーク・ライフバランスという考え方について話してほしい、というご依頼でした。
テーマから「女性が多いのでは・・・」と事前にうかがっていたのですが、会場に足を踏み入れてびっくり!
なんと半数くらいが男子学生だったのです。

しかも、講演前に「どんなことを聴きたい?」とたずねると、「ワーク・ライフバランスの本質を知りたい」「実現するにはどうしたらいいのか知りたい」というかなり具体的なそして専門的な分野に興味を持っている人も多く、意識の高さに驚かされました。
もちろん中には「私も仕事をしていきたいけれど、彼が賛成してくれなくて・・・」「本当に出産を経て働けるか、不安で・・・」という方も。

私が学生時代、こんなに将来について深く考えていただろうか・・・と少し恥ずかしくなるほど、キラキラとした顔で話を聞いてくれました。

講演後もたくさん質問をいただき、夜の懇親会では恋愛相談が飛び出すなど、学生さんらしい一面もうかがいつつ、楽しい時間を過ごさせていただきました。

いただいた感想の中には、「自分の生活を見直し、行動するきっかけになった。」「気がひきしまった!もっと成長したい、もっと知りたいと思った。」なんていううれしいものもたくさん!
彼がこれをきっかけに新しい自分を発見するチャレンジをしてくれたら、と思っています。

今後もこうした学生の皆さんにもワーク・ライフバランスを知っていただくための活動を続けていきたいと思います。
JAEのスタッフの皆さん、お世話になりました!

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2009年1月15日 (木)

■日本の製造業の労働生産性が低下

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

1月12日の日本経済新聞で、ショッキングなニュースを目にしました。。。
皆さんはもうご覧になりましたでしょうか?

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労働生産性7年ぶり低下 製造業の08年度上期

国内製造業の労働生産性が2008年度上半期(4―9月)に前の期に比べ0.9%下がり、約7年ぶりの低下を記録した。
受注減を背景に輸送機械や電子部品などの生産が低迷したことが響いた。
金融危機の深まりでその後も企業の減産が相次いでおり、日本経済の生産性はしばらく低下する傾向が続きそうだ。

労働生産性は就業者1人あたりで、どれだけ多くのモノやサービスの付加価値を生み出したかを測る指標で、生産や雇用関連の統計をもとに1時間あたりの生産量を示す。
社会経済生産性本部の試算によると、半期ベースで生産性が低下したのは01年度下半期(1.9%減)以来。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090113AT3S1100D11012009.html
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より詳細は以下をご覧ください。
●社会経済生産本部よりデータ
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/01.data/activity000897.html

実は、非製造業12産業の10月の労働生産性上昇率も、医療・福祉(+0.7%)を除く11産業で前年同月比マイナスとなったそうです。
労働生産性指数は、金融・保険(-9.9%)や情報通信業(-5.9%)で前年同月に比べて大きく低下、
労働生産性上昇率がマイナスとなった11産業のうち、運輸業など4産業では、前月(9月)よりマイナス幅が拡大しているとか。

労働生産性のOECD加盟諸国における順位を見ると、日本は20位という位置にいます。
実は製造業だけで見るともっと高い順位で、非製造業が順位を押し下げていた、というのが現実です。
ところが、今回の調査によると製造業も上昇率がマイナスを表している・・・
もちろん各国順位となると、他国の下降率の幅にもよってきますが、さらに順位を下げるのでは、と心配しています。

労働生産性指数が特に下がっているといわれた、金融や保険、情報通信業に関わっている皆様、この機会にご自身の働き方を見直してみてくださいね!
今こそ、「ワーク・ライフバランス」を有効にとりいれ、効率的な働き方を目指してみてください。


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2009年1月14日 (水)

■オランダでの「ワークシェアリング」

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

連続で「ワークシェアリング」について考えている本ブログですが、今日はオランダの取り組みの紹介です。
例によって、慶應義塾大学教授 樋口 美雄先生の文献を引用・参考にさせていただきました。
 詳細はこちら(http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0205/bs01.html)をご覧ください。

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今注目されているオランダは1982年、失業率12%超という状況のなかでワークシェアリングを導入し、その後失業率は2000年3%、2001年9月現在で2.1%まで下がりました。
オランダのワークシェアリングは、二段階に分けられます。
緊急避難段階では、既存労働者の労働時間短縮による雇用維持に合意しましたが、その際、労働者は給与減、政府は減税・社会保険料軽減、雇用主は労働時間に連動しない人件費(企業福利、能力開発など)の負担継続という形で痛み分けしました。
ドイツ・フランスはこの段階で終わるか政府主導となったのに対し、オランダは雇用形態を多様化し、パート労働者を増やす形で雇用拡大につなげました。
オランダのワークシェアリングでもう一つ注目すべきは、少子高齢化が進むなか、女性や高齢者の働き方に大きな影響を与えた点です。
87年から働く女性が急増、その7割がパートタイム労働者です。
男性の55~64歳も93年以降増加、積極的な労働市場参加が見てとれます。
―――――――――――――

なるほど…日本の現状とオランダの現状、ともに「少子高齢化」という点で非常に一致しているのですね。
(とはいえ、どの先進国も程度の差こそあれ、少子高齢化が進んでいますが)

樋口先生は、
「日本も雇用形態多様化を推進すべきとの声がありますが、その際、パートタイマーの位置づけが問題です。
オランダでは、女性のパートタイマーとフルタイマーの賃金格差は七%程度なのに対し、日本は賞与まで含めると約44%です。
男性100対女性60という男女賃金格差も合わせると、男性正社員の3分の1程度しか女性パートタイマーには払われていません。
この格差を是正せず多様化をすすめると、低賃金労働者が増加する可能性があります。」
とおっしゃっています。

この年末から雇用格差が大変大きな話題となっています。
もちろん雇用形態によって差が生じるのは致し方ない部分なのかもしれませんが、問題なのはその格差の大きさ、幅、にあるのではないでしょうか。

少子高齢化が進むということは、市場で働ける人材の数も同時に減っていくということになります。
少なくなっていく人的資源を有効に、そしてモチベーション高く働いていただき、高い成果を出すことが今後求められるわけですが、その阻害要因になっているのが雇用形態による格差だとしたら・・・。
それは国力を揺るがすことにもつながりかねない大きな問題になりそうです。

この雇用形態の格差をなくしていく、ということについては、政府の力だけはどうにもなりませんし、企業や働く側が個別に動いてしまっても意味がないでしょう。
3者にWINである、ということを明確に理解し、歩みを一緒にしていかねばならない取り組みだと思います。
そのためには、今回テーマとして考えた「ワークシェアリング」や、ひいては「ワーク・ライフバランス」に取り組むメリットについて、もっと具体的な情報提供を相互にしていかねばらないと思います。
そして何より提唱する国や研究機関などが率先して、このテーマに取り組んでいただきたいな、と思います。

ちなみに弊社ではワークシェアリング、というほどかっこいいものではありませんが、仕事の再配分は頻度高く実施しています。
それぞれのライフステージや考え方にそって、個別に働き方を柔軟に変えていく。
少人数でお客様の高い期待に応えていくために必然的にとった方法ではありますが、今のところ、功を奏しているように思います。

みなさんの組織の「ワークシェアリング術」、是非教えてくださいね!

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2009年1月13日 (火)

■フランスにおける「ワークシェアリング」

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今日も引き続き、ワークシェアリングについて考えてみます。
前回と同じく、慶應義塾大学教授 樋口 美雄先生の文献を引用・参考にさせていただきました。
 詳細はこちら(http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0205/bs01.html)をご覧ください。

前回はドイツの取り組みについてご紹介しましたが、今日はフランスです。
フランスといえば、様々な育児支援制度や補助金制度を用意し、財政面や環境面から育児をサポートすることで少子化を解消していこう、という取り組みが有名ですが、ワークシェアリングの面ではどうでしょうか。

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フランスでは、政府主導で法律によって週40時間制から39時間制に、2000年から35時間制に変更、時間短縮によって雇用維持・拡大すべくワークシェアリングが実施されていますが、ここでも給与が問題になりました。
39時間制に移行するとき給与は変更されず、そのために雇用拡大につながらなかったという批判があります。
三五時間制への移行時は、給与カットに対し労働組合が抵抗し、ワークシェアリング実施企業に対して政府が助成金を出しました。
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やはりどの国でも「給与」が大きな問題となっていますね。
確かに「働いた分に対する対価=給与」という考え方になりますと、ワークつまり仕事をシェアしてしまうわけですから、働いた分が減る、つまり給与が減る、という流れになってしまいがち、かと思います。

そもそもワークシェアリングの目的とはどういった点にあるのでしょうか?

樋口先生は、「雇用創出の手段としてワークシェアリングに関心が集まっている」と指摘されています。
つまり、ワークシェアリングによって雇用を維持し、労働流動化と産業構造転換を促進することが、個人だけでなく国全体、マクロ経済的にも大切だということです。

確かに雇用を維持すること、人々の生活をおしなべて安定させること、についてはワークシェアリングはとても有効な手段ですよね。
でも、それだけが目的だとすると、二の足を踏んでしまう企業が多いのもうなずけます。

たとえばこのワークシェアリング、人材育成の機会だ、と捉えることはできないでしょうか。
ある特定の仕事をシェアし、複数で分担していくことで、様々な仕事を体験するチャンスを得られるほか、自由な時間ができることで(すなわち「ライフ」の時間ができることで)自己研鑽・成長の機会にもなる。
・・・難しいかもしれませんが、これまでのネガティブなイメージよりは若干ポジティブになってきたように思います。
ワークシェアリングについては、もう少し理論的にもしっかりと勉強していきたいところですね!

ドイツ、フランスのほかにもワークシェアリングを取り入れている国があります。
明日はオランダの紹介です!

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2009年1月 9日 (金)

■ドイツにおけるワークシェアリング

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日のブログに続き、諸外国では進みつつあるこの「ワークシェアリング」という考え方が、
なぜこれまで日本では広まらなかったのか、
そして日本らしいワークシェアリングとはどういった形なのか、
慶應義塾大学教授 樋口 美雄先生の文献を引用・参考させていただき、皆さんとご一緒に考えてまいれればと思います。
 詳細はこちら(http://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0205/bs01.html)をご覧ください。

まず、ドイツ。
ドイツといえば、日本と同じように少子高齢化が進み、国を揺るがす問題として叫ばれている国ですね。

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ドイツでは、60年代後半から70年代にかけ、ドイツで労働時間短縮・シェアによる雇用維持を労働協会が要請しましたが、これは、時短しても給与は変えずに雇用を守ってほしいというもので、経営側は激しく抵抗。
(企業別交渉に先立つ)産業別交渉で合意に至ったものの、企業ベースでは拒否するケースが多く、実際に導入したのはドイツ全体で30社程度でした。
さらに90年代に入って、ドイツのフォルクスワーゲン社がワークシェアリングを導入しますが、これは、経営側の二万人雇用削減計画発表に対し労働組合が提案したもので、このときは組合側も給与削減を受け入れました。
9.11事件以降、アメリカの航空会社はレイオフを発表していますが、ルフトハンザは週五日労働を週四日に、給与を80%に削減することで労使が合意しました。
ドイツには兼業規定がないので、従業員はアルバイト・自営をするということで落ち着いたわけです。
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ここで「あれ?」と疑問が。
日本企業の多くが「兼業禁止規定」を持っています。
おそらく情報流出を防ぐなどといった観点から制定されたものでしょう。
ただ、ワーク・ライフバランスを突き詰めて考えていくと、何足ものわらじをはいていたほうが結局果実が得られる、そんなケースもあるように思います。
また、日本でワークシェアリングを本格的に進めていくためには、この「兼業禁止規定」が高いハードルになるように感じます。

他の国ではどうでしょうか?
次回のエントリーでご紹介してまいりますね!

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2009年1月 8日 (木)

■求められる「ワークシェアリング」

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今朝の日本経済新聞で、「経済3団体が雇用対策検討 経団連会長『ワークシェア選択肢』」という記事が掲載されていました。
■WEBはこちら→http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090106AT1C0600K06012009.html

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日本経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体のトップは6日、新年の合同記者会見を開いた。
昨年末から雇用情勢が急速に冷え込み、3団体は新たな対策を検討することで一致した。
経団連の御手洗冨士夫会長は雇用確保策について「ワークシェアリング(仕事の分かち合い)も1つの選択肢だ」との考えを初めて示した。

国内景気は2009年もマイナス成長に陥るとの声も聞こえ、会見は社会的な問題になっている雇用に話題が集中した。
御手洗会長は「通常国会で失業給付の充実を盛った雇用保険の見直し法案を完成してほしい」と政府に注文を付けた。
企業としては「積極的な新規雇用創出に努めていく」と述べ、官民一体で介護や保育といった人手不足の分野で雇用増大を図るべきだと主張した。

日商の岡村正会頭は「景況、雇用とも厳しい状態が続き、年度末の資金繰りに厳しさが増す」と懸念した。それを受け政府が雇用などの安全網を急ぎ始めたなかで「民間も環境分野で事業を創造し仕事を増やさないといけない」と語った。
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諸外国では進みつつあるこの「ワークシェアリング」、なぜこれまで日本では広まらなかったのでしょうか。
この状況の中で改めてワーク・ライフバランスの1施策でもあるワークシェアリングについて明日以降、考えてみたいと思います。

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2009年1月 7日 (水)

■厚生労働省「仕事と生活の調和促進、自治体の行動後押し」

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

年が明けてからも経済状況についてはあまりよくないニュースが続いております。
ワーク・ライフバランスについても「今やるべきなのか?」という疑問を抱かれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの疑問については今後もこのブログで情報提供をさせていただければと思っておりますが、国としては「ワーク・ライフバランス」をさらに進めていく方針で動き出しています。

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仕事と生活の調和促進、自治体の行動後押し 厚労省

厚生労働省は仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を目指す自治体を指定して、地域での取り組みを促す制度を始める。
指定した自治体の職員や産業界、住民らが参加する協議会を立ち上げて行動計画を策定。
子育てや介護をしながら働ける社会づくりに役立てる方針で、2009年度に14自治体を指定する。

厚労省は有識者や産業界、労働界らの代表でつくる委員会を設置。
意欲のある自治体を募って、委員会で審査のうえ指定する。
各自治体に設置した協議会が具体的な行動計画をつくる。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090107AT3S2900M06012009.html
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一昨年あたりから注目されているワーク・ライフバランス、
今年はこの考え方の本来の意義を日本に定着させるためのカギになる年と考えています。
弊社も微力ではありますが、これまでの経験を社会に役立てていければと思っております。

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2009年1月 6日 (火)

■皆さん「抱負」はたてましたか?

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

東京では晴天続きのお正月でしたが、皆様のお住まいの場所はいかがでしたでしょうか。
初日の出をご覧になった方、おせちを食べ過ぎて…という方、スキーなど旅行にいらした方、、、休暇を満喫いただけていたら幸いです!

新年といえば、「抱負」。
弊社では年末にドリームミーティングという、社員で夢を語り合う会議を開いています。
少し恥ずかしいネーミングではありますが、一足早く、このドリームミーティングで、各自の2008年の反省と2009年の抱負を語り合いました。

自分自身のことから会社のこと、そして社会のことまで、非常に広範囲に渡って決意を述べるわけですが、この「抱負」を立てることの大切さを、年が明けた今、ひしひしと感じています。

長いお休みを過ごす中でも、年が明ける前に来年の目標を掲げることで、何を今やらねばならないのか、何が自分に足りず何を強みとしていけばいいのか、客観的に見つめることができます。
十分に脳みそを弛緩させられる期間だからこそ見えてくることがあるのが不思議です!
(私個人としては、1歳9ヶ月になる娘の「イヤ!イヤ!」魔の二歳児のきざしに対応しながら、「かたくなに『イヤ』という相手を説得するにはどうしたらいいか、という説得スキルをつけよう、と改めて思いました。。。
また、動き回る彼女を追い掛け回す中で「リスクを未然に防ぐ」能力も高めなければ…と感じています。
仕事、というよりは生活の中で必須な部分ですので適切なたとえかわかりませんが…)

皆様の抱負が年末に達成されますように!


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2009年1月 5日 (月)

■明けましておめでとうございます/ワーク・ライフバランスをブームで終わらせないために

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

みなさま、明けましておめでとうございます!
どのような年末年始を過ごされましたでしょうか?
2008年は後半から経済の状況も大きく変化し、激動の1年だったように思います。
2009年の今年、穏やかながらも飛躍の一年に、と思っております。

昨年は「ワーク・ライフバランス元年」などとよばれ、
一部からは「ブーム」などといわれていたようですが、とんでもない!と思います。
そもそもワーク・ライフバランスという考え方はもっとずっと前からあったもの。
日本が最近ようやくその考え方の大切さに気づいた、というだけで、海外はずっと前を進んでいます。
「ブーム」「流行」のような一過性のものとして捉えている企業があるとすれば、
それはこのスピーディな経済の流れの中で取り残されてしまうリスクを背負うことと同じ、と考えています。

「ワーク・ライフバランス」は単なる人事戦略ではなく、企業全体を動かす経営戦略です。
ワーク・ライフバランス元年の昨年からさらに一歩も二歩も前に進み、
1社でも多くの企業がワーク・ライフバランスを実践することによって、
強い組織に変わっていただければと思いますし、そのお手伝いを1社でも多くさせていただければと思っております。

悪化する経済状況だからこそ、業務の効率化・生産性の向上に努め、そのためにも社員の士気を高めることが必要になります。
ワーク・ライフバランスという考え方を上手に利用して、その両方を実現していただきたい、そう考えています。

・・・と崇高な抱負を語ってしまいましたが、私どもだけでこの日本社会を変えられるとは到底思っておりませんで、このブログをご覧いただいている皆様おひとりおひとりと一緒に、少しずつ前向きに変えられれば、と思います。
どうぞ本年も何卒ご支援・ご指導のほど、宜しくお願い申し上げます!!

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