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2008年12月10日 (水)

■ノーベル物理学賞受賞の先生方に学ぶ

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今年のノーベル物理学賞を受賞される益川教授、小林教授、下村教授の講演要旨を拝見しました。
どの方も研究への熱い情熱と、たゆまぬ努力の結果として受賞されたのだと感じ入り、とても足元にも及びませんが、少なくとも情熱だけは負けないようにせねば!と思っています。

講演の中で特に印象に残った部分がありました。

まず、益川先生が理科に興味を持ったきっかけはお父様の影響だったということ。
お父様は家具職人として出発し、電気技師を目指しながら、戦後は砂糖問屋を営んでいらしたそうです。
そのお父様が先生にご自分の知識を自慢する形で、理科の知識と面白さを教えてくださったとか。
きっとお父様はご自身の仕事の傍ら、夢である電気技師に必要な知識を日々習得されていらしたのでしょう。
まさに「ワーク・ライフバランス」の「ライフ」をしっかりと充実されていたのでは、と想像してしまいました。
(なんでも「ワーク・ライフバランスだ!」と結びつけるのは若干病気のようですね…笑)

一方で、小林先生が4元モデルへのこだわりがなくなった瞬間はご自宅での入浴中だった、というお話も刺激的でした。
時折「ワーク・ライフバランスは、ワークとライフの線引きをはっきりしないと実現できない」とおっしゃる方もいるのですが、私個人としてはその境目は非常に曖昧なのでは、と思っています。
時間的な線引きはできたとしても、ライフで得たものをワークに還元する(その逆もまたあり)ということを念頭におくと、はっきりと区別することは難しいからです。
まさに先生がライフの時間である入浴中に、研究の方向について新たな発見をされた、という点は、入浴中というリラックスした時間だったからこそ生まれた発想だったのでは、と推測します。

また、下村先生も研究を続けられるために渡米された、とうかがっています。
当時の日本では続けられない研究、ということだったのでしょうか、詳しいことは素人の私にはわかりませんが、海外の大学だからこそ、研究を続けられ、また新たな発見をされるにつながったのだとすると、その研究スタイルや周囲の考え方なども多分に影響があるように思います。

「仕事」という言葉には様々な意味がこめられていますが、諸先生方のように常日頃からアンテナを張り巡らし、時には場所や視点を変えて考えてみることの大切さ、はどのような「仕事」にでも大切なポイントなのでは、と多くを学ばせていただきました。

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