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2008年11月21日 (金)

■IT業界の魅力向上のために

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

11月6日に情報労連が東京で開催したフォーラムにて、政策局長のご発言の中に「業界の魅力を高めるためには、EUのように1日の労働時間を制限したり、勤務時間における休息時間の法制化を目指すべき」というくだりがあったそうです。
まさにワーク・ライフバランスを実現しないと、人材不足に一層の拍車がかかるという認識を示した、といえるご発言でしょう。

弊社にもIT企業さんから様々なお問い合わせがありますが、やはりどの会社さんも業界全体の人材不足感を口にされます。

前出の局長がおっしゃるには、業界平均の年間総実労働時間は2160時間(同産別07年調査)で、全産業平均の2047時間(前勤統計06年実績)よりも100時間以上も長いそうです。
なかでも所定外労働時間の多さが最たる要因となっているようで、「日本経済を担う基幹産業で成長も期待できるが、人を大切にしない産業」というイメージが若者の中で広がっているとの状況を報告されたとか。

私も前職、IT企業に勤めており、大変様々なことを勉強させていただきました。
提供させていただいているサービスなどは今でも大好きですし、大変なご恩を感じている業界でもあります。
ですから、余計にこうしたイメージが若者に広がってしまうことについては悲しく感じます。
まずはこの長時間労働をなんとかしなくては、と強く思いますし、IT産業の底力を、体力ではなく知力で見せ付けてほしい!と思います。

長時間労働の原因は様々ありますが、ソフトを扱う仕事であるところから、コストや適切な納期設定が難しい、といった声が聞こえます。
ただ、本当にコストは算出できないのでしょうか。
本当に納期は厳密に設定できないのでしょうか。
そのあたりから冷静に分析していく必要があるのではないか、と感じます。
実は、日本の製造業の生産性は大変高い数字を誇っています。
その工夫を形をかえてIT産業などソフトを扱う業種にも活かせないのか、他者のよいところは自分に活かす、そんな視点も大切ですよね。

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