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2008年9月18日 (木)

■生協復活のカギは子育て支援・福祉サービス

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

随分前のブログでも、生協が託児所を併設する!という話題を書かせていただきましたが、その後の動きについてご紹介できればと思います。

福井県民生活協働組合は、05年に生協で初めて独自子育て支援施設を開業したほか、本業の小売り事業と連動した福祉サービスに積極的に取組み、注目を集めています。

たとえば、「ハーツきっず羽水」(福井市)は、店舗の向かいに位置し、週5回ほど3歳までの子どもを持つ家族向けに「ひろば」を開放、夕食の買い物前に立ち寄る組合員たちが交流を楽しんでいるそうです。
このように、無料で母子が交流を楽しむ「ひろば事業」のほか、子どもを一定時間預かる「一時預かり事業」や、幼稚園や保育園入園に向けて定時で集団保育を実施する「定曜日保育事業」の3事業を柱として、現在県内で子育て支援施設を5つ運営しています。

そもそも、どうしてこういった子育て支援施設を運営するにいたったか、というと、福井県民生協は組合員離れによる店舗の売上の不振が原因で、2000年に創立以来はじめて総事業高(企業の売上高に相当)の減収に直面した際、他県に比べて共働き比率が高いという事情も踏まえて、2003年3月に専門のNPOに委託するかたちで新店に子育て支援施設を併設したとのこと。

この結果、組合員数は前年度比1.7%増の約11万人となり、総事業高は同0.2%増の189億円と業績が回復したそうです。

また、こういった子育て支援サービスだけでなく、高齢者にも嬉しいサービスも展開しています。
たとえば、個配事業では通常月約400円の手数料を子育て家庭や高齢者、障害者宅の個人宅対象で無料にするサービスを実施、この数年で知名度が上がり、07年度の利用者は2年前に比べて約2倍に増加したとか。

こうした様々な取組みの中に共通していえるのは、「地域の特性」と「自社の強み(生協ならではの強み)」をうまく融合している点ではないでしょうか。
地域密着型だからこそ、喜ばれるサービスは何か。
おそらく真正面から考えられたのだろうと思います。
「ワーク・ライフバランス」の実現をサポートさせていただく中で、時折「特効薬はないの?」とたずねられます。
でも、ワーク・ライフバランス実現は100社あれば100通りの方法があります。
生協さんの事例のように自社の現状と強みを正面から分析いただいて、実直に実践していくことが一番のワーク・ライフバランス実現への近道だろうと思います。

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