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2008年7月23日 (水)

■「早く」「安く」「大量に」の時代からの変化

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

昨日のエントリーで、IT企業のメンタルヘルス問題について触れましたが、その延長でこんな記事も見つけました。

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http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_information_technology_bu__20080719_3/story/20080719jcast2008223626/

「入社10年は泥のように働け」 IT業界はみんなそうなのか
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学生に、こうした働き方ができるか、と問いかけたところ、手を挙げた人はひとりもいなかったそうです。
少したとえが強烈過ぎるかな、とは思いますが、今でも同じような趣旨のことをお考えの方もいらっしゃるはず。

どうして感じ方が違うのか、少し考えてみました。

ひとつ原因として見えてきたのは、日本の産業構造がこの40年で大きく変化してきたことがあげられると思います。

40年前の日本は製造業が中心で「早く」「安く」「大量に」を合言葉に時間をかけて手を動かすことで多くの利益を得てきました。
その時代では、泥のように働くことが利益に直結することが多く、長時間働くことにも合理性があった、とも考えられます。

ところが月日は流れ、現在は付加価値勝負の時代。
特にグローバルマーケットを相手にするとなると、クオリティ・オリジナリティなどが問われることが多くなっています。
つまり、以前の「早く」「安く」「大量に」が効果がなくなってきている、ともいえてしまうのです。

産業構造・経済状態が変化したのであれば、その流れに従って働き方や理念も変化していかねば合理的ではありません。
平たく言うと、「損」をしていくことになる、のです。
数十年前最前線で活躍してきた世代のやり方と、今私たちの世代が求められている働き方には、やはり多少の変化があります。
その経済背景や合理的理由を共有すれば、自ずとどちらの考え方・働き方を選択するのか、は決まってくるように思います。

時折、「『ワーク・ライフバランス』は価値観だから」とおっしゃる方にも出会います。
でも、こうした時代背景に関する情報を差し上げると、必ず納得されます。
「ワーク・ライフバランス」に対する抵抗感、疑問意識を持つ理由は、価値観の違いでもなんでもなく、情報量の違いなのでは、と思います。
今後もこのブログなどで様々な情報をご提供できればと思っています。

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