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2008年7月29日 (火)

■残業ストラップ制度

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

「ワーク・ライフバランス」の実現に取り組む中で、避けては通れないのが業務の効率化、そして残業削減です。
時折、「『ワーク・ライフバランス』は『残業削減』の言い換えですか?」とたずねられることがありますが、少し違います。
ワーク・ライフバランスの実現方法は様々で、その中のひとつが「残業削減」、なのです。

・・・とはいえ、「残業削減」と一言にいっても、とても難しい取り組み。
どのように進めていけばいいか、頭を痛めている方も多いのではないでしょうか。
今日はワーク・ライフバランス推進企業として有名な企業の事例をご紹介します!

富山県富山市にある富山富士通さんでは、2007年4月に始めた定時退社のおかげで水曜日の定時退社率は93%になったとか。
なんと、以前は39%だったそうなので、驚異的な%向上ですよね!
これほど成果を上げている企業は珍しいと思いますが、その秘訣はとても面白い仕掛けにあるようです。

同社では「残業ストラップ制度」という制度があります。
勤務時間の終了する水曜日午後5時半以降、残業の必要な部下のいる所属長(部課長)は各部門長(統括部長)と総務部に書類でその旨を申請、認められた人だけが長さ50センチほどの緑色のストラップをつけて残業することができる、という仕組み。
これにあわせて、午後6時半になると当番の部長数人がストラップを付けないで残業している社員がいないか社内を巡視、結果を翌日総務部に提出します。
申請を忘れていた場合は後から申請させ、残業した人には必ず定時退社させるとか。

この仕組みの一番のポイントは「申請が面倒である」ことと、「部長が巡視する仕組みがある」ことの2点にあると思います。
面倒な手続きがあるのであれば、本人も上司もできるだけ残業したくない、させたくない、と思うでしょう。
ただでさえ忙しいマネージャー層が巡視する、ということになると、できるだけチェックする対象が減るよう、自分の部下には残業させない、という意識が高まると思います。

徹底してやることによって、定着につながった、とのこと。
今では「残業しているほうがいや」という意識も根付いてきたそうです。
同社ではほかにも多能工化を進めていたり、と様々な取り組みを進めています。
やはり「ワーク・ライフバランス」の実現は1つの手段ではなく、複数の手段を組み合わせて相乗効果を狙うのがポイントですね!

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