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2008年3月

2008年3月31日 (月)

■「辞めさせない」「戻ってきやすくする」

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

これから進む少子高齢化をにらんで、の対策か、出産退職者を再雇用する動きが目立ってきているように思います。

昨日もこんなニュースを目にしました。

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住友電工、出産退職者などを再雇用・託児所も開設

住友電気工業は27日、出産や介護などを理由に退職した社員を再雇用する「ジョブリターン制度」を4月に新設すると発表した。
勤続3年以上で、退職して3年以内の社員が対象で、復帰が可能になった時点で会社に再雇用を申し込む仕組み。
育児中の社員向けに事業所内託児所の設置も進めて、働き続けやすい環境を整える。

新制度は2007年4月1日以降に結婚、出産、育児、介護、配偶者の転勤を理由として退職した社員に適用する。
復帰後は原則として退職時の処遇にする。利用できるのは1回限り。
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/index.cfm?i=2008032709476b4
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「少子高齢化」と一言にいいますが、2つの問題が含まれていますよね。
1つは、「少子化」から来る採用難の時代への危機感。
もう1つは、「高齢化」から来る大介護時代(介護休業者倍増時代)への危機感。
どちらの問題にも共通する解決策・緩和策として、今いる従業員を辞めさせず、継続的に就業させることが鍵を握ります。

まずは「辞めさせない」こと。
そのため、弊社の休業者職場復帰支援プログラムarmo[アルモ]などを使って、必要な情報を提供し、精神的にもスキル的にもサポートするような企業が増えています。
また、万が一辞めてしまった場合にも、「戻ってくる」ことをサポートすることもとても大切ですよね。
住友電工さんのように再雇用することをきちんと制度化することは、わかりやすく、また復帰への意欲も高める効果があるように思います。
(一方で、「再雇用制度があるから一旦やめよう」という動きが出てくる可能性もありますんので、制度の本来の意図をしっかり伝えていく必要はありますよね!)

今後もこうした制度に注目していきたいと思います。

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2008年3月28日 (金)

■カーリング型人材

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

毎年、社会経済生産性本部が命名している新入社員のタイプ、今年2008年は「カー
リング型
」だそうです。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080327AT1G2602J26032008.html

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売り手市場で会社への帰属意識が低く、磨きすぎると、はみ出してしまう可能性も――。
社会経済生産性本部は26日、2008年春の新入社員を「カーリング型」と名付けたと発表した。

バブル期を上回る超売り手市場で、氷上を滑走するようにスムーズに入社できた状況をトリノ冬季五輪で注目を集めたカーリングにたとえた。
売り手市場入社組だけに企業への帰属意識は低く、早期離職や転職を繰り返す若者の“扱いにくさ”も表現。
景気の先行きに不透明感が増すなかで「自分の将来を自ら切り開かなくてはならない」という警鐘の意味も込めたという。
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売り手市場入社なので帰属意識が低い、ということが指摘されていますが、こういった意識になった背景には、「あこがれるロールモデルの不足」が背景にあるように思います。
これは1企業だけでなく、多くの企業が抱える課題ではないでしょうか。

「あなたは管理職になりたいですか?」という問いを若手社員にしたところ、多くの社員が「なりたくない」と答え、その理由として「あこがれない」「忙しそう」といったネガティブな内容があがります。

確かにふと周りを見てみると、日々忙しくしているマネージャー、
仕事の相談をしようにも話しかけられそうな雰囲気になく、
常に会議会議、仕事仕事、で一番夜遅くまで残っている…
そんな人も多いのではないでしょうか。
それではあこがれるのも難しいかもしれません。。。
かといって、マネージャーだって好きでそんな生活を送っているわけでもないでしょう。

改めて、若手社員がどんなときに管理職を尊敬しましたか、とたずねてみると、
「自分にはない知識をもって問題を解決してくれた」とか、
「困っているときにある人に電話をしてくれて一瞬にして解決してくれた」とか、
そんな声が聞こえました。
つまり、若手社員は管理職に何を求めているかというと、困ったときに一緒に手を動かしてくれる人ではなく、
逆転ホームランを放ってくれるようなアイデアや人脈を持っていること、なのです。

これからは管理職こそ、ワーク・ライフバランスを重要視しなければならない時代になっていくように思います。

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2008年3月27日 (木)

■ファミリーデー

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今日はコンサルティングをさせていただいていますニフティ株式会社さんのファミリー・デーにお邪魔してきました!
IT企業ということもあって、キッズ向けのサービスも展開されているニフティさん。
日ごろ社員を支えている家族に感謝の意を伝えたい!ということからスタートしたこの企画、キッズだけでなく多くのご家族がいらしていました。

見学させていただく中て大変印象的だったのは、日ごろ一緒にお仕事をさせていただいている方々の表情がいつになく和やかだったこと。
「ワーク・ライフバランス」はその言葉の響きとは裏腹に、きちんと考えると結構ヘビーな内容だということもあり、打合せ時には険しい表情をされている方も多いのですが(笑)、今日は皆さん満面の笑みでした。

「ワーク・ライフバランス」は子どもがいる人のためだけのものではありません。
独身の方や若い方にとっても大変関係の深いものです。
ただ、なかなかイメージしにくいのも事実。
こうしたファミリーデーの取り組みが、そうしたイメージを持っていただく手助けになるといいですね!

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2008年3月26日 (水)

■男性のワーク・ライフバランス

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

こんなニュースを目にしました。

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育児休業制度、第2子以降出産に重要・厚労省調査

妻が育児休業制度を利用可能かどうかは第1子の出産では大きな影響は出ないが、第2子以降の出産では影響が強まることが21日までに、厚生労働省の「21世紀成年者縦断調査」で分かった。
夫が家事・育児に協力的なほど、第2子以降を出産した夫婦の割合が増えることも判明。同省社会統計課は「少子化対策には職場の育児休業制度の充実などが重要」としている。

調査は2002年10月末時点で20―34歳の男女を無作為抽出し、同じ回答者を毎年追跡。少子化対策に役立てるため、結婚や出産、就業状態の変化を探った。
5回目の調査となる今回は約2万人に調査票を送り、06年11月1日現在の状況を調べた。
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第1子の育児をひとりでする、いわゆる「孤独な育児」を体験してしまうことによって、これが「トラウマ」になり、2人目出産への意欲が減退してしまう、のですよね。
私ももうすぐ1歳になる娘がいますが、夫が育児に積極的に参画してくれなかったら…同じように思うかもしれません。

とはいえ、男性が主に時間を過ごすのは今のところ職場。
この職場の環境・働き方をかえていかなければ、問題は解決しません。
このニュースからも、やはり「男性のワーク・ライフバランス」がとても重要な鍵を握っていることがわかりますね!

このテーマ、今後も考えていきたいと思います!

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2008年3月25日 (火)

■業務の効率化、していきたいですね!

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

「ワーク・ライフバランス」の実現と、業務の効率化には密接な関係があります。
もう、こちらのブログをいつもご覧いただいている方はご承知かもしれませんが、実は「バランス」という言葉から想像されるような、「ライフ」と「ワーク」どちらを優先するんだ?!ということが「ワーク・ライフバランス」ではないのです。
「ライフ」で得た経験や人脈、知識を、「ワーク」に活かしていく、相乗効果をもたらす、いわば「ワーク・ライフ ハーモニー」なのです。
「ライフ」の時間を確保するためには、当然「ワーク」を効率的に終わらせなければいけませんので、「業務の効率化」ともおおいに関係がある、というわけです。

さて、この業務の効率化、実はとても難しい問題ですよね。
頭を悩まされている方も多いのではないでしょうか。

先日(もうずいぶん前になりますが)、新聞で「リーガロイヤル」ブランドでシティーホテルを展開しているロイヤルホテルさんが、製造業のノウハウを活用して業務の効率化を進めている、という記事を目にしました。
どういうことかというと、作業行程を秒単位で分析、手順の見直しをされた、ということです。

接客業ですので多くの行程がある分、実は無駄や余白も多い、のかもしれません。
接客業に限らず、どの仕事でも「片手で行程が数えられる」という仕事はあまりないのではないでしょうか。

この行程のひとつひとつを分解し、それにどれだけの時間がかかっているか、本当はどの程度の時間をかけていいのか、を検証することは、業務の効率化や時間の短縮化にはとても効果があります。

ポイントとしては、分解する際に「具体的にする」こと。
例えば「お皿をキレイにふく」としてしまうと、「キレイ」の感覚は人によって違ってきますので、水滴がついていても光っていればいい、という判断をしてしまうかもしれません。
ですので、一番よいのは「お皿の両面の水滴をすべてふきとる」というような説明にしたほうがいいのですね。

しかもそれにかけていい時間は「あわせて5分」ではなく、「ここからここまでで何秒」というくらいまでブレイクダウンしたほうがいいでしょう。

とはいえ、全ての行程でそれをしていては、分解するだけで時間がかかってしまいますので、やはり取捨選択は大切。
大まかな流れを洗い出し、一番ポイントとなっているところを見つけ出してから、ブレイクダウンする作業をすることをおすすめしています。

業務の効率化に答えはないですよね!
ワーク・ライフバランスと同じように、100個仕事があれば100通りのやり方がある、と思います。
私も自分の仕事の効率化を常に考えながら日々過ごしていますが、隣の同僚がやっていることがとても大きなヒントになったりして、情報や刺激に触れることは本当に大切だと実感しています。

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2008年3月24日 (月)

■会議の効率化

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今日は「会議」についての話題です。
「会議は踊る、されど進まず」なんていう言葉があるように、会議の予定はたっぷり…でも時間ばかりとられて、実際にはあまり進んでいない、なんていう方も多いのではないでしょうか。
議論が活発になるのはよいのですが、最終的な結論が導き出されないと不完全燃焼で終わってしまった感も残りますよね。
多くの企業で「会議を効率的にやるため」の工夫がされています。

例えばファンケルさんでは、ちょっとした会議だけでなく取締役会などの経営会議まで、全部が立ったままで行われるそうです。
いわゆる「立ち会議」ですが、これは「長く立っていることはつらいから早く結論を出そう」という意識を生み出せるそうです。
物理的なところからの工夫、ということが斬新ですよね!

河野臨床医学研究所の理事長がおっしゃるには「そもそも人間の集中力は1時間程度しかもたない」そうです。
しかも午前中は頭がさえず、夕方の脳はすでに疲れ気味なので、会議をやるならば14時前後がベスト、だそうです。
(個人的には、子どもにかなり早く起こされますので、10時くらいには一般の方の14時くらいの感覚があります。このあたりは人それぞれかもしれませんね。)

ワーク・ライフバランスは「生産性の向上」の追求でもあります。
仕事をしていると会議がまったくない、という方は少ないでしょうし、時には1日中会議、という方もいらっしゃるかと思いますので、1つの会議あたりの効率性を高めることで、全体の生産性の向上にも寄与するのではないでしょうか。

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2008年3月21日 (金)

■転職人材紹介手数料が上昇

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

少し前のデータにはなってしまいますが、最近、転職の人材を紹介する手数料率が上昇を続けているそうです。
手数料は人材獲得を目指す企業が、中途採用する人の年収に応じて人材サービス会社に支払うものですが、これまでは年収の20%台が多かったところ、昨年(07年)は30%台に引き上げる動きが広まりました。

これらの動きの背景には、求人数の増加に伴う人材会社の競争の激化、があるといわれています。
求人の増加で豊富な経験や能力をもつ人の獲得が難しくなり、企業は営業部門などで優秀な即戦力の確保に力を入れているようです。

この現象をみたときに、「優秀な人が足りない」ことを嘆き、外から高い費用をかけて採用してくるよりも、「今いる人材をどう育てるか」ということに注力して育成に費用をかけることのほうがコストは安いのでは、と感じます。
(もちろん、人数や費用は企業によって様々なですので一概にはいえませんが。)
おそらく、少子化の影響でさらに人材獲得は難しくなりますから、手数料率も上昇を続けるように思います。
そうするとさらに「採用」以上に「育成」と「継続就業(辞めさせない)」に手をつけることが、コストを増やさない、ロスを減らす、という意味でも重要になるように思います。

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2008年3月19日 (水)

■監査法人が変わろうとしています

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今日はある業界の大きな動きのご紹介です。

日本の三大監査法人が相次いで女性が働きやすい環境づくりを進めています。
4月から金融商品取引法に基づく内部統制ルールが導入され、監査業務が増大する見通しですが、監査にあたる公認会計士は不足しているようで、女性職員に管理職への道筋を示し、出産・育児を機にした退職を防ごう、というのが問題意識の発端のようです。

最大手の新日本監査法人は1月中旬、女性が長く働き続けられるように支援する社内組織を立ち上げ、3月中に管理職に占める女性比率の目標を決めるほか、女性リーダー育成の研修も開始するそうです。
同様の支援組織を昨春立ち上げたあずさ監査法人さんは、女性職員を対象にした調査をもとに、子育てや職場環境の改善策を3月末までにまとめるそうです。
また、監査法人トーマツは昨年10月に育児・介護支援制度を改定、育児休業期間の延長のほか、短時間勤務を認める子どもの年齢を引き上げるなどの工夫をされています。

監査をする公認会計士の数を増やしたい、という思いももちろんですが、同時に監査をする企業のワーク・ライフバランス化が進んでいることも、これらの動きを後押ししているのではないでしょうか。
これから様々な業界でリーディングカンパニーと呼ばれる企業が、ワーク・ライフバランスに着手していくことが予想されますが、そのような動きを理解し、ついていくためには、自社も変革していかねばならない、ということなのかもしれません。

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2008年3月18日 (火)

■ハワイに子連れでいくのなら…

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

子どもがいても楽しめる旅行先はどこだろう・・・と考えたときに、「ハワイ」と答える方も多いのでは。
飛行機で7時間ほどかかってはしまいますが、結構子どもも楽しめるアトラクションが多いのがハワイの魅力ですよね!
そして大人も楽しめる、その要素もとても重要です。

そんな中、保育サービス大手のポピンズコーポレーションさんが、ハワイで子どもの一時預かり保育サービス事業を始められるそうです。
新設する現地法人を通じて事業を開始、0歳から12歳と幅広い年齢層を受け入れられる体制にするとか。

確かに、子育てファミリーがハワイに行くとどうしても子ども中心になってしまいますが、よく考えると大人だって楽しみたいですよね。
時には子どもを預けて、夫婦ふたりで…というのも、普段とは違った刺激があってよいのでは、と思います。

6月にまず、オアフ島のシェラトン・ワイキキ・ホテル内の「ポピンズ・キッズルーム」からスタート、日本語と英語の2ヶ国語を話せるスタッフがいたり、ハワイの文化を学べる専用のプログラムがあるところなどはポピンズさんならでは、のこだわりですよね。
今後はハワイ島などにも広げられる予定もあるそうです。

子育てファミリーがさらに旅行を楽しみやすくなる仕組みは大歓迎、ですね!

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2008年3月17日 (月)

■子育てパパ&ママの料理教室デートはいかがですか?

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

東京ガスさんがこの4月から、子育て中の夫婦のための料理教室をスタートされます。
託児サービスに子どもを預けている間に料理を習う、というプログラムだそう。
教室の名称は、「働くパパ&ママお料理教室デート」!
なんだか素敵なネーミングですね♪

参加できるのは1歳以上の未就学児がいる夫婦で、第1回は4月19日に東京ガスの新宿ショールームで開催するそうです。
メニューはマフィンビザ、ミネストローネ、マーブルケーキで「簡単に作れる便利なメニュー」だとか。
参加費用は夫婦2人で5,000円(託児費込み)。

「忙しい夫婦にデート気分を味わって欲しい」という狙いだそうですが、共働き世帯が専業主婦世帯の数を越えている現在、こうした「共働き夫婦」をターゲットにした商品やサービスは今後も増えていきそうですね!

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2008年3月14日 (金)

■管理職、やめたいですか?

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

昨日、テレビを見ていましたら「管理職、やめたいですか?」という質問に、8割がたの人が手を挙げている、という画を目にしました。
ワーク・ライフバランスを企業の中で進めていくお手伝いをする中で、キーになることが多いのは管理職層の方々の意識やマネジメント手法です。
「マネジメントとはなにをすることか」ということを意識しながら、部下に成果をあげてもらうための仕掛けを工夫しなければならないわけですから、思っている以上に難しい役職、かもしれません。

成果主義に伴って、組織はこれまでの年功序列のピラミッド型からフラット型へと変化してきた、といわれています。
それによって、中間管理職自身がプレイヤー、つまり自分自身の成果を上げることに必死になり、部下の能力を高める機会を奪われてしまったり、成果への責任感からメンタルヘルスの危機に陥ったりしていることも耳にします。

ワーク・ライフバランスを実現していくと、多様な社員をいかにうまくマネジメントするか、成果を上げてもらうか、ということを考えることが必要となりますから、今以上にコミュニケーションをとらねばなりませんし、細部にまで気を配りながら調整していかねばならなくなりますので、マネジメント層に対する負荷も大きくなることは事実です。

しかし、昨日も触れましたが労働力人口は減少するわけですから、今手元にいる人材をいかに伸ばしていくか、を考えなければならず、やはり多様性を認めるマネジメント~「ダイバーシティ・マネジメント」「ワーク・ライフバランスマネジメント」といわれますが~を進めていくことは必要不可欠ではあります。

精神的にも身体的にも負荷の高い役職が管理職であるならば、誰もその位置につきたいとは願わなくなってしまうでしょう。
きちんと「役割」を知らせ、その役割を全うさせるための意識付けや情報提供、管理職に対する評価などを会社側も工夫しなければならないでしょう。

一朝一夕にかわるものでありませんが、新しい時代を切り開くためにメスを入れるべきところではないか、と考えています。

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2008年3月13日 (木)

■少子化が進んでいます

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

少し前のニュースになりますが、2月20日に厚生労働省から発表された人口動態統計(速報)によると、2007年の出生数は前年に比べ1341人減の112万937人と、2年ぶりの前年比マイナスになったそうです。

厚生労働省では、20歳代の女子人口の減少に加え、人口の多い1971年~74年生まれの「団塊ジュニア」世代が30歳代後半にさしかかり、「出産する女性が減ってきたことが影響した」と分析しています。

06年には出生数が6年ぶりに前年を上回り、合計特殊出生率も05年かの1.26から1.32に急回復しましたが、この回復傾向も持続はしなかったようです。
ただ、07年の出生率は前年とほぼ同程度の1.3台の水準にとどまりそうとのこと。

このまま少子化が進むと、日本の労働力人口はどんどんと減る一方です。
ワーク・ライフバランスを企業で実現していく中で、時折増えることをまだ期待されている方にお目にかかることもあるのですが、こうした数値を見ていくとやはり「減少」している事実を受け入れざるをえないように思いますし、それに対する対策を早いうちからとっておくことが「生き残る」ことの条件になるように思います。

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2008年3月12日 (水)

■海外の保育所が日本に

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

今日は海外の保育所が日本にやってくる、という話題です。

世界に1000以上の保育施設を展開するオーストラリアの123グローバル社が日本に進出、直営保育所を4月1日、神奈川県大和市(東急田園都市線・中央林間駅)に開設するそうです。
幼稚園と保育園の機能を併せ持つ幼保一体型の施設とし、独自の教材、遊具や英語教育カリキュラムで事業展開するとか。
規制緩和や保育サービスの需要拡大を追い風に、首都圏で年内に計4施設を開くそうです。

対象年齢は0歳から5歳が中心で、コースにより10歳まで受け付けるそうです。
料金は3~5歳児で月額5万円弱(コースによって異なります)。
外国人を含む保育担当者には、全員保育士資格の取得を義務付けていて、いわゆる無認可保育園ですが、日本の幼稚園と保育園の規定を取り入れたカリキュラムを組んで、遊びを通じて子どもが自主的に学べる場を提供するそうです。

こうした参入が実現した背景には、国が2000年の児童福祉法改正で認可保育所の運営を民間に開放したり、自治体が独自に認可基準を定めて民間の参入を積極的に促すなどといった動きがあります。
命を預かる場所でもありますから、運営が国・民間であることよりも、きちんとした基準、資格を設けて安全性を確保した上で、様々な選択肢の中から選べるということが、利用者としてはとても有難いことですね。

日本の保育事業者と海外の保育事業者の取り組みの違いなどについて、今後も注目していきたいと思います。

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2008年3月11日 (火)

■障害者雇用率について

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

「ワーク・ライフバランス」とともに「ダイバーシティ」という言葉も注目されています。
日本語に訳すと、「多様性の受容」ですが、ここには育児や介護といった休業者のほか、外国籍の方や障害を持った方の個性なども受け入れていこう、といった意味が含まれています。

このほど、厚生労働省は民間企業の企業別の障害者雇用状況(2007年6月現在)の調査をまとめました。
従業員5000人以上の企業で従業員に締める障害者の割合が最も多かったのは、カジュアル衣料のユニクロさんで、7.43%でした。
フルタイムの従業員1万541人のうち783人を雇用、2位のすかいらーく(2.9%)を大きく上回りました。

障害者雇用促進法は従業員5000人以上の企業に対し、従業員数の一定割合の障害者を雇用することを義務付けています。
現在の法定雇用率は1.8%で、未達成の企業には納付金の支払いなどの義務があります。
07年の全企業の障害者雇用率の平均は1.55%だったそうです。

従業員5000人以上の企業を業種別にみると、飲食店・宿泊業の2.19%、電機・ガス・熱供給の2.01%などが高く、サービス業(1.66%)や金融・保険・不動産業(1.7%)などは法定雇用率を下回りました。

この結果を見てみると、やはり個性の発揮ができたり、サービスの多様性が求められる飲食店や宿泊業が高いことは納得がいきますね。
その一方で、サービス業(このまとめ方もずいぶん広いまとめ方なのですが…)はもっと割合が高くてもよいのでは、と思います。

「ダイバーシティ」の本来の意味にもう一度立ち返り、それを具体的なサービスなどに活かしていけるように、企業も工夫が求められているのかもしれません。
ユニクロさんの成功例を今後も調べてみたいと思います。

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2008年3月10日 (月)

■第3子保育料無料(東京・荒川区)

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

東京都荒川区は4月から、第3子以降の保育料を無料にする、と発表されました。
1年間で1人当たりの保育料を26万~48万円免除するそうです。
同時に、電話で子育て相談に応じる「あらかわキッズコール24(仮称)」も開設し、子育て世帯を支援します。

また、家庭で子どもを預かってくれる保育ママ(何度かこのブログでも紹介しています)制度の利用者も9人程度が保育料無料になる見通しだそうです。

第3子以降に対する補助は、行政も企業も熱心にされていますよね!
たとえば、ソフトバンクさんでは、出産祝金として、勤務年数が1年以上の正社員に対して、第5子以降なら500万円、第4子は300万円、第3子は100万円、第2子は10万円、第1子は5万円を支給しています。
子どもはとても可愛いですが、お財布にはちょっぴり痛い…そんな不安も少し和らぎますよね。

少子化が進む事情を考えると、3人目を生みたい、という気持ちを経済的にも支援していくことはとても重要なことだと思います。

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2008年3月 7日 (金)

■管理職の役割とは

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日、マクドナルド残業代訴訟の判決が下されましたが、その結果を耳にしながら「管理職とはそもそもどういった役割なのか」について考えておりました。
このテーマは非常に深いものですので、ブログで簡単に書かせていただく…ということは適切ではないかもしれませんが、「ワーク・ライフバランス」を企業で進めていくにあたって、マネジメント層の意識・働き方は大きなポイントになりますので、少しだけ触れさせていただきますね。

企業の中で「ワーク・ライフバランス」を実現しようとすると、ひとりひとりの仕事の見直しが必要不可欠になります。
その「仕事の見直し」は誰がするのか、というと、もちろん個人でも実施していかねばならないのですが、「必要・不要」の判断をしたり、優先順位をつけたり、ということも重要です。
この判断をしていくのがマネジメント層、つまり管理職層の方々、です。

ただ、現実には「プレイング・マネージャー」という言葉が踊るように、ご自身も手足を動かし(過ぎ)ていて、部下の仕事の量・質を把握できていない、という管理職も多いように思います。
その上、部下の出来なかった仕事を手足を使って補填している、その結果として残業時間が長くなってしまっている、そんな現実があるのではないでしょうか。

「それは、その人のマネジメントスキルがないから」といってしまえば簡単ですが、これまで日本企業はあまり「マネジメントスキル」を醸成するような仕掛け・工夫をしてこなかったようにも思います。
「24時間フルで働ける人」がデフォルトな組織に慣れすぎてしまっていることも一つの問題かもしれません。
今後は「育児」だけでなく、「介護」による休業者も増加していく、といわれています。
様々な事情を全ての人が抱えた時代になったときに、個別に対応できるマネジメントができなければ、企業としても立ち行かなくなってしまうように思います。
そうした危機が直面する一歩手前である今、マネジメントスキル向上をねらって様々な取り組みをしていくことが企業に求められているのではないでしょうか。

管理職の役割について、今後も考えを深めていきたいと思います。

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2008年3月 6日 (木)

■子連れに優しい宿

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

子ども服などで有名なミキハウスのグループ会社で子育て相談などを手がけるミキハウス子育て総研が、3歳児までの子供連れの家族が旅行しやすいホテルや旅館を認定する事業を始めたそうです。

1万8千人の子育て中の母親に調査した結果を分析し、100項目の評価基準を策定、ホテル・旅館のサービス向上を促し、子育てに優しい旅行関連サービスを企画するそうです。

いいですね~!この動き!
私も思わず10ヶ月の娘がいる母親の顔になってしまいました。
幼い子どもがいると何かと荷物が多くなったり、(子どもが出す)音が気になったり、他人の目が気になったり…
ちょっとした近所への外出ですら億劫になってしまうことも時々あるほどですので、こうした「子育てに優しい宿」がひとめでわかるととても有難い!

「子育て」だけでなく、「介護」などといった項目についても、こうした認定が増えていくように思います。
仕事だけでなく、様々なシーンで、ダイバーシティが進むといいですね!

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2008年3月 5日 (水)

■メタボリックも気になります

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

企業が社員のメタボリック(内蔵脂肪)症候群予防に向けた取り組みを強化している、検診の義務付けも?!といった報道がされていますが、「ワーク・ライフバランス」的にもメタボリック症候群は気になるキーワードなのです。

というのも、メタボリック症候群が増えてしまった一つの原因が「ワーク・ライフバランス」がとれていなかったことにあるのでは…と弊社ではまことしやかに話されているのです。

メタボリック症候群を予防する手段のひとつが「適度な運動」だと思うのですが、この適度な運動をする時間がとれない!というのが現代社会の多くの人たちが直面している問題ではないでしょうか。
「毎日残業続きで、帰ってきたら夜中の1時。まさかこの時間からジョギングなんてしたら…朝は起きるのがつらいし」
という声が聞こえてきそうです。

プロフェッショナルなビジネスマンとしては、自己研鑽や体調管理もひとつの仕事ですが、そのためには「ワーク・ライフバランス」、仕事を整理整頓して定時に帰り、夜の時間を有効に使うことがとても大切ですよね。
きちんと「ライフ」の時間を作って活用していれば、メタボリック症候群になるリスクも軽減されるのではないでしょうか。

多くの企業が検診など直接的な対策に目を向けがちですが、そもそもの原因は何か?というところにも気づき、根本的な問題(長時間労働など)に対する対策もとってほしい、と思う今日この頃です。

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2008年3月 4日 (火)

■育児・介護期間の転居なし(資生堂の新制度)

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

2月27日に、資生堂さんが新しい人事制度を発表されました。
ワーク・ライフバランス向上のための施策として、育児・介護期間中の従業員を転居を伴う異動の対象から外す、としています。
育児休暇取得の条件緩和など従来制度の拡充とともに、家庭を大事にしながら働きやすい職場環境の構築をより一層目指すとのこと。

具体的には、4月に「育児・介護期にある社員の転居を伴う異動に関するガイドブック」を新設、1日につき2時間まで勤務時間を短縮できる「育児・介護時間制度」を活用中の従業員が対象で、原則として転居を伴う異動をさせないそうです。

また、育児時間制度を活用できる子どもの対象年齢を、従来の小学校就学前から小学校3年生にまで延長し、小学校低学年の下校時間が早いことなどに配慮されています。

弊社代表 小室が「ワーク・ライフバランス」の基礎を教わったといっても過言ではない資生堂さんの施策は本当にいつも勉強になります。
転居を伴う異動をさせない、ということも、他社員への「明日は我が身」の意識が浸透しているからこそ、実現できる施策ですし、小学校低学年まで短時間勤務を認めることもワーキングマザーらの現実をしっかりと把握された制度だと思います。
ワーク・ライフバランス先進企業として、これからも日本企業をぐいぐいと引っ張っていっていただきたい!と思っています。
(弊社も、資生堂さんのようになりたい!と目指す企業を応援してまいりたいと思います!)

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2008年3月 3日 (月)

■armo[アルモ]カフェ、ありがとうございました!

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の大塚です。

先日2月27日(木)にarmo[アルモ]カフェを開催させていただきました。
多くの企業ご担当者様にお集まりいただき、大盛況のうちに終了させていただきました。
お忙しい中、お越しいただきました皆様、本当に有難うございました。

Photo

当日は、弊社代表小室よりarmo[アルモ]の有効な使い方などのご紹介のほか、ご導入いただいております企業様から使い勝手やオリジナルな工夫などについて発表いただきました。
導入をご検討いただいている企業様の中には熱心にメモをとってくださる方もいらっしゃり、また、ご導入いただいている企業様からもarmo[アルモ]を有効にご活用いただいているとのコメントをいただき、弊社スタッフ全員大変嬉しく感じました!

その後、僭越ながら私より、最近のワーク・ライフバランス事情について簡単に紹介させていただきました。
日ごろ、ワーク・ライフバランスに関するコンサルティングをさせていただく中で感じています日本企業のおかれている課題などをお話させていただいたのですが、こちらも皆様うなずきながらお聞きいただき、本当に有難うございました!

休憩をはさんだ後は、ご参加いただいた企業様にグループに分かれていただき、各社の課題や取り組みについてディスカッションしていただきました。
どうしても社内ではおひとりで悩まれている…という方もいらっしゃったようで、他社でも同様の取り組みをされている方とお話されることで、気持ち的にも楽になった、という感想もいただきました。

弊社スタッフもグループに入らせていただいたのですが、皆様本当に真剣に、熱心に語り合ってくださり大変勉強になったのと同時に、この皆様とご一緒に日本をワーク・ライフバランス化していきたい、と改めて強く感じた一日でした。

armo[アルモ]カフェは今後も開催してまいります。
次回開催情報などは弊社メールマガジンにてご連絡させていただきますので、ご登録がまだの方は是非ご登録をお願いいたします♪
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#写真はご参加いただいた皆様の許可をいただいて掲載いたしております。
 無断転載は固く禁止させていただいております。

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