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2007年10月 9日 (火)

■多様性における先進事例(アメリカでは)

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の伊藤です。

久しぶりに海外における「ワーク・ライフバランス」に関するご紹介です。

日本では管理職に占める女性の割合は約1割程度にとどまっていますが、アメリカでは4割を超えるそうです。
その背景として、企業の積極的な取り組みのほかに、女性の社会進出を支援するNPO(非営利団体)の協力があります。

その中で代表的な組織が「カタリスト」です。
カタリストの本来の意味は、化学反応を促進する物質、だそうで、「化学反応」を「社会の変革」に置き換えて捉えていただくとわかりやすいかと思います。

カタリストでは、CEOと働く女性とに同じアンケート調査票を送って双方の認識を比較・分析する調査や、女性の昇進を支援する優れた取組みを行う企業を表彰してきました。
これが「
カタリスト・アワード(Catalyst Award)」です。
この表彰は1987年から始まり、これまでに多くの企業が受賞していますが、皆さんよくご存知の企業ばかり。
今年はペプシコ、ゴールドマン・サックス証券、プライス・ウォーターハウス・クーパース、スコーシア・バンクの4社が受賞しました。


非常に権威のあるこちらの賞ですが、カタリストが女性の上級管理職を増やすことに力を入れ始めたのは1980年代だそうです。

80年代半ば、ウォールストリート・ジャーナル紙に「企業の職階制の中でトップに昇ろうとする女性の前には目に見えない壁「glass ceiling」が立ちはだかる。」という記事が掲載されました。
さらに翌年発表された「ワークフォース2000」で、
人口構成が大きく変化し2000年までに労働市場へ新規参入する者に占める白人男性の割合が15%以下に低下するという予測が発表され、企業をゆるがせました。
これらをきっかけに、アメリカ企業は女性や有色人種といったマイノリティの活用に力を入れ、結果としてダイバーシティ化(多様化)が進むこととなりました。

カタリストもこの背景を受けて、女性の上級幹部を増やすための施策を調査・研究し、会員企業に情報を提供、さらにコンサルティングなどを実施しています。

…とここまでお読みいただいた方はおわかりになるかと思いますが、
この状況、
現在の日本がまさに直面している事態と同じですよね!
少子高齢化という人口構成の変化が迫り、女性の活用が重要な経営戦略のひとつになりますし、介護休業などで休業する従業員をどう登用していくか、もしっかりと対策を練っていかねばならないと考えます

アメリカに20年遅れてやってきた、ということは、その分野で先を行く国から様々な施策を勉強し、日本にあった形で適用していくと効果があがるかもしれません。

弊社でも先進事例をふまえ、皆さんと一緒に考えていきたいと思います!

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