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2007年10月23日 (火)

■家庭への実質的な貢献が求められているようです

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の伊藤です。

昨日に引き続き、内閣府の外郭団体である家計経済研究所が「消費生活に関するパネル調査」(第14年度調査分)の結果のご紹介です。
http://www.kakeiken.or.jp/press/p14pressrelease.html

昨日のブログではショッキングな内容ばかりをお伝えしましたが、妻が出産後に夫が実際に家事・育児に取り組む時間が増えていることも調査の結果わかりました!
平日で平均50分と10年前よりも10分増えているのです
休日では平均約5時間(302分)と10年前に比べて1時間も増えています。

もちろん昨日のブログをご覧になった女性の方は「10分だけ?!」「1時間だけ?!」と思われるかもしれませんが、着実に増えているのは喜ばしいことですよね!

その他にも(またまたショッキングなデータですが…)、仕事から離れていた妻が、再び就職して仕事を始めると、それに応じて妻や夫の家事・育児時間は変化するのか、を調べた結果も発表されています。

妻が再就職した年について、生活時間が前年からどう変化したのかを示した図表では、再就職した年は、前年に比べて、平均で5 時間弱(294 分)も仕事時間が増えましたが、家事・育児時間は3 時間弱(179 分)しか減少していません。
つまり、差し引き約2 時間(115 分)分は、(家事・育児時間、仕事時間以外の)趣味・娯楽・交際時間、睡眠時間などを削っていると考えられます。
一方で、夫の生活時間をみると、妻の再就職前とほとんど変わっていないことがわかります。
つまり、妻が再就職したからといって家事・育児に協力するようになるわけではないという結果がわかってしまいました。

もちろん、再就職する理由のひとつに子どもが手を離れたことなどがあげられるでしょうから、妻の家事・育児時間の減少分は子どもが手がかからなくなったことなどによるものが多いのかもしれませんが、いずれにしても仕事と家庭の両立という意味では男女に差があるようで、少し悲しい結果が出てしまいました。

また、面白いな、と思った調査結果のひとつに、「妻の働き方別に夫婦関係満足度を調べた結果」があります。
「長時間パート」の妻で「不満」という回答が30%を超えている一方で、常勤の人はその半分の16%にとどまっています
また、生活、世帯収入、消費に対する満足度のいずれについても、「長時間パート」で働く妻の満足度が低くなっています。
調査結果では、「ここでも仕事と家庭の二重負担が、妻の意識にマイナスの影響を及ぼしていることがうかがえる。」と分析されていますが、時間的な制約が不満の理由であるならば常勤の人のほうが不満ポイントは高くなるはずですから、私は仕事へのやりがいが満足度に大きく影響を及ぼしているのではないか、と少し違った角度からこのデータを捉えています。

いずれにしても、この調査結果で分析されているように「夫がただ家庭にいるだけではなく、実質的な貢献をともなっていることが、妻からみた夫婦関係満足度にとって重要である」ことがいえるように思います。

とはいえ、急に「マイホームパパ」になることが許されない環境・状況があることも事実。
ただパパたちを責めるのではなく、世の中のワーキング・パパが家事や育児を楽しめるような社会にしていきたいですね!

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