« ■岐阜県での「プレママ保育園事業」 | トップページ | ■家庭への実質的な貢献が求められているようです »

2007年10月22日 (月)

■夫の平日の家事時間は前年より「2分」増えただけでした…

こんにちは、株式会社ワーク・ライフバランス 事務局の伊藤です。

先日、内閣府の外郭団体である家計経済研究所が「消費生活に関するパネル調査」(第14年度調査分)の結果を発表されました。
http://www.kakeiken.or.jp/press/p14pressrelease.html

こちらの結果が大変興味深いものでしたので、ご紹介しますね!

この調査は、全国の24~34 歳の女性1,500 人を対象に実施されましたもので、家
計行動の中で重要な位置を占める結婚や育児等の問題に主にかかわっている女性の心理的な実態などを結果としてまとめています。

まず驚いたのは、2000 年代の雇用所得と週当たり労働時間の推移をそれぞれ表したグラフです。
ここでは居住地域別に大都市とその他の市町村に対象者を分けて、その違いを
示しているのですが、対象となった30 代および40 代を中心とした有配偶男性のうち、週当たり労働時間については、大都市、その他の市町村とも50 時間を超えており、30-40 代男性の長時間労働が常態化していることがうかがえます。
しかも大都市部についてはその他の市町村に比べ、4~5時間も長く労働しているという結果が出ました。

週当たり50時間ということは、9時出社の会社でお昼休みが1時間、18時が定時退社時間とする(1日8時間勤務)と、毎日2時間以上残業をしていることになります。
都市部では55時間という数字ですからさらに帰宅時間は遅い、ということですね。
分析によると、大都市では所得が高い分だけ労働時間も長い結果となっているようですが、賃金と労働時間に因果関係があるとは一概に言えないように思います。

別の角度からの調査結果で、夫婦の間で、一日の時間の配分はどのように異なっているのかを調べた結果も発表されました。

妻の働き方別にみた平日および休日の妻と夫の時間の使い方をみると、

●妻の平日は仕事の有無に大きく左右され、通勤・仕事時間が長い場合には、家事・育児時間や趣味・娯楽・交際時間(趣味時間)や基礎時間(睡眠、食事、入浴、身の回りの用事など)が削られているようです。
●平日の夫については、前年より家事・育児の時間はたった2分(!)増えましたが、妻の働き方による違いは小さく、家事・育児時間は非常に短いことがわかりました。

つまり、夫は妻が働いているいないにかかわらず、家事や育児にはあまり参画していない世帯が多いことがわかります。

さらに、仕事・家事時間(=通勤・仕事時間+家事・育児時間の合計)の夫婦差を計算
すると、平日については「常勤」の妻は夫よりも仕事・家事時間が1 時間近く長いことがわかりました。
休日ではそれが逆転して夫が平日の分をカバーすべく妻よりも仕事・家事時間を持っているか?というとそうでもなく、休日でも仕事・家事時間は妻のほうが長いことがわかりました。

この結果を受けて、働く妻は、平日も休日も、仕事と家事の二重負担という大変な状況にあることがうかがえる、と分析されています。

確かに私も子どもを持つワーキングマザーですが、帰宅した途端に家事という仕事が待っていることに、時々ブルーになることも正直あります。
でも私にとっては家事や育児はとてもいい気分転換!
そこから得られるアイデアや感性を仕事に活かしているという実感もありますので、この分析結果のような「二重負担」とまでは感じていません。
大変だけれど、仕事も育児や家事も楽しみながらチャレンジしている、という方が最近は増えてきているように思います。

また、私の周囲でも積極的に家事や育児を楽しむパパが増えてきました。
(私の夫も、平日も子どもをお風呂に入れたり夕食の後片付けをしたり、と大活躍してくれています。)
先日ブログでも紹介させていただいたファザリング・ジャパンの活動などが大きく取り上げられ始めているのも、そうした時代の変化が現れているのではないでしょうか。

ショッキングなデータもたくさんありましたが、妻の出産を機に家事・育児に協力的なパパも増えてきていることもわかりました。
こちらについては明日ご紹介しますね!

|

« ■岐阜県での「プレママ保育園事業」 | トップページ | ■家庭への実質的な貢献が求められているようです »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。